【根性論はもう古い!プロはシンプルな練習をしている】
全国的にママさんバレーの競技人数が多いことからも分かるとおり、社会人になってから始めるスポーツとしても根強い人気を誇ります。
しかし、バレーボールに対して「厳しいスポーツ」という印象を持つ方も多いようです。
実際、アマチュアチームとは思えないほど、厳しい指導の元でバレーボールを行っているチームも少なくありません。
ところが社会人チームの試合を観てみると、何故か厳しい練習を積んでいるチームよりも、和気あいあいと楽しんでいるチームのほうが強かったりします。
厳しい指導や練習そのものが悪いというわけではありませんが、この現実が「厳しさと実力は比例しない」という証拠です。
そもそも厳しい練習を強いている指導者は、「根性論」を振りかざしていることも多いようです。
前時代的な指導者は
「練習時間が多ければ多いほど強くなる」
「倒れるまで練習した者が偉い」
「厳しさを乗り越えた者だけが勝者」
なんて本気で信じています。
しかし、スポーツの世界に「根性」はそれほど良い結果を残しません。
- 根性で間違った練習に耐え続ける選手
と、
- シンプルで効果的な練習を積む選手
どちらが早く実力をつけられるかは一目瞭然ですよね。
プロの世界で「根性論」をひけらかす指導者はもういません。
時代はすでに「シンプルで効率的な練習」を目指す風潮に変わっているのです。
【バレーの練習を「簡略化」するという発想】
先ほどご説明したように、バレーで強くなりたいなら「根性を出せば勝てる」だとか「厳しい指導が必要」なんて無駄な発想は捨ててください。
勝つために必要なのは根性や厳しい指導ではなく、どんな状況にも対応できるバレーボール選手としての「実力」ただひとつです。
その実力を伸ばすためには、普段の練習を「簡略化」することが大切です。
簡略化というのは決して練習を減らせということではなく、「無駄な練習をしない」ということを意識した考え方です。
例えば、疲労が蓄積した状態で
「ここで休むのは甘え!根性で乗り切る!」なんて考えて練習すること…
これは完全に無駄です。
疲労が蓄積した状態で練習を続けてもオーバーワークになるだけですし、正常なパフォーマンスが発揮できないので上達の足掛かりにもなりません。
この場合は「休息をとる」ことが最善の選択であり、次に繋げるために必要なことだといえるでしょう。
そもそもバレーボールの上達に必要な要素は、
- 「体の使い方を覚える」
- 「良い例を理解する」
- 「上手くいかない解決策を知る」
という3ステップに簡略化することもできます。
お手本の通りに体を動かしてみて、上手くいかなければお手本との違いを探り、欠点を少しづつ改善していく…
たったこれだけのシンプルな発想で上手くなれます。
この3ステップはあくまで一例で、練習内容をどう簡略化するかはアナタ次第ですが、普段の練習内容に「無駄」が無いかを自分なりに考えてみてはいかがでしょうか。
【バレーの正しい練習方法を学ぶためには】
バレーの練習を簡略化する方法は他にもあります。
自分で練習内容を再構築してもいいんですが、一番手っ取り早いのは「トップレベルの選手を真似る」ことです。
上級者は無駄な練習に時間を割きませんから、単純にその内容を真似するだけでも、良質な練習内容をトレースすることができるわけです。
「じゃあトップレベルの選手ってどんな練習をしているの?」
と疑問に思った方は、
- 「驚異のバレーボール上達法」というDVD
を参考にしてみてください。
「驚異のバレーボール上達法」は、東京バレーボールアカデミーの練習プログラムが収録されたDVDで、非常にシンプルで効率的な練習方法を学ぶことができる教材になっています。
根性論を振りかざす前時代的な発想はひとかけらも無く、体の使い方から視線を送る方向まで、かなり現実に則した実践的な内容が収録されています。
- ジャンプ中のスパイクが苦手な人の解消法
- スパイクに腕がかぶってしまうときの修正法
- ネットにトスがかかってしまう人の治し方
- 狙ったところにスパイクを打ち込む練習法
- オーバーパスをはじいてしまう癖を治すには?
- 相手コートに確実に届くサーブの打ち方
DVDの内容を一部抜粋してみると、このような感じになっています。
この解説内容を聞いていると、トップレベルの選手たちが何を考え、どのような技術を用いて試合を行っているのかが解って面白いです。
プロの技術は凄すぎて素人目には理解しがたいものが多いですが、このDVDを観たあとは試合を見る目も変わります。
シンプルな練習内容の再構築に、勝率を上げるための教材に、「驚異のバレーボール上達法」はきっと多くの選手に役立ちます。
ちょうど「90日間以内にレベルアップしなかったら全額返金します」という強気のキャンペーンもやっているみたいなので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
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