古武術バスケをDVDで学ぶ

スラムダンク・黒子のバスケ・あひるの空…

バスケットボールを題材にしたマンガ作品を読んで、バスケを始めた選手も多いのではないでしょうか。

フィクション作品なのでトンデモ理論の試合が展開されたりもしますが、バスケ経験者ならついつい熱くなってしまう作品が多いですよね。

皆さんはバスケ漫画のなかでも、隠れた名作として知られている「CROSS OVER」をご存知でしょうか？

CROSS OVERは週刊少年マガジンで、2002年ごろに連載された作品で、弱小バスケ部が並みいる強豪校と激闘を繰り広げる王道ストーリーです。

基本的には現実に則した世界観だったCROSS OVERですが、主人公チームが「古武術バスケ」というテクニックを使っていたのが特徴的でした。

古武術の動きをバスケに応用することで、相手に予測されにくいトリッキーな動きを展開する主人公たち…

少年心をくすぐるカッコ良いプレースタイルに、当時は夢中になったことを覚えています。

大人になってからは「古武術バスケなんてありえない」と思っていましたが、最近になって「古武術バスケは実在する」という噂を聞きました。

そこで今回はいろいろと調査して、「古武術バスケは本当に実現可能なのか？」という疑問を解消していきたいと思います。

古武術バスケは、さすがに一般的なテクニックではありません。

様々な強豪のデータを収集してみましたが、古武術バスケを信条にしているというチームはほとんどありませんでした。

しかし唯一、東京都の桐朋高校バスケ部が、古武術バスケを実践しているという情報を得ることができました。

桐朋高校といえば関東大会出場の常連校であり、過去にはウインターカップでベスト16入りしたことでも知られる関東の強豪校です。

正直に言うと「古武術バスケを実践しているチームが本当にあったとしても弱小校だろうな…」なんて思っていたんですが、まさかこんな有名チームに当たるとは…！

桐朋高校がウインターカップでベスト16入りしたのは平成12年のこと。

私が古武術バスケの存在を知った「CROSS OVER」の連載時期が平成14年～だったことからも、作品のモデルとなったのが桐朋高校だった可能性は高いでしょう。

古武術バスケはスポーツマンガ特有のトンデモ技術ではなく、なんと現実から逆輸入されたリアルなテクニックだったのです！

古武術バスケの実在は確認できましたが、とはいえ一般的な技術ではないので、ネット上にもノウハウがほとんどありません。

バスケ経験者としてはぜひ真似してみたいところなのですが、詳しい解説が無ければ真似することもかないません。

と、思っていたら桐朋高校バスケットボールの監督・金田伸夫さんが監修した、練習用プログラムを発見しました。

その名も

あまり外部に伝えられることのない、古武術バスケのテクニックや練習法が収録されたDVDです。

少し内容を確認してみましたが、上記のような有益な情報がギッシリ詰まっていました。

もちろんここに挙げたのは「上達の道標・古武術バスケ」に収録されているうちのほんの一部で、実際には2枚組のDVDに数十項目のノウハウが収録されています。

もしも古武術バスケを修得してみたいと考えているのなら、これほど有益な教材は他にないのではないでしょうか。

古武術バスケの魅力は、
「相手に動きを予測されにくいこと」
「怪我のリスクを下げること」
「体力の消耗を抑えること」
など様々です。

一般に知られていない技術だからこそ、古武術バスケを学ぶことはライバルたちに差をつける効果は高いかもしれませんね。