弓道に体力トレーニングは必要ない?

【静かに見えて膨大な体力を必要とする弓道】

弓道上達革命DVD 弓道の上達に体力はどれくらい必要?

未経験者から見れば、弓道は大して体力の要らない競技に思えるかもしれません。

 

確かに弓道は、サッカーやバスケットボールのように走り回るスポーツではありませんし、空手やボクシングのように全身を駆動させ続ける格闘技とも違います。

 

しかし弓道の世界に身を置く者ならば、「弓道に体力は必要ない」とは到底いえないことがお分かりでしょう。

 

弓道は礼儀作法を重視する競技であるがゆえ、入場から退場までの一挙手一投足に至るまで一切の慌ただしさを感じさせません。

 

外見上はとても静かな競技なので「体力が要らない」と思われるのも無理はありませんが、実際には途轍もない体力を必要とします。

 

使用する弓具にもよりますが、矢を引き絞った状態では腕に10s〜20s程度の負荷がかかります。

 

大会によっては競技が数時間にわたることもザラですし、合計で数十射も行うことすら珍しくはありません。

 

もちろんその間は常に正しい姿勢・適切な重心を維持する必要があるため、体力の無い者なら入賞はおろか、まともに競技を終えることすらままならないでしょう。

 

そして何よりも、弓道では「集中力を維持する」ということに体力を奪われます。

 

球技などの団体競技であれば、自分の出番が回ってくるまでは、ある程度気を抜いてリラックスすることもできるでしょう。

 

しかし弓道の場合、競技な何時間に及ぼうとも、己が身ひとつで最後まで闘い抜かなければならず、矢を放つ瞬間だけではなく入退場から待ち時間に至るまで気を抜くことは許されないのです。

 

長時間にわたって集中力を維持することの難しさが、「弓道は精神修行である」という所以にもなっています。

 

体にかかる負荷をみても、精神的な部分をみても、やはり弓道を修めるためには体力が必要不可欠であるといえるでしょう。

 

体力が不足することで的中率が下がるというケースも充分に考えられるため、日ごろの稽古のなかで体力不足を実感している方は、体力増強に努めるのが賢明です。

 

【体力を鍛えれば弓道の腕は上がるのか?】

弓道に体力が必要であることはすでにご説明した通りです。

 

しかし体力を鍛えれば鍛えるほど弓の腕が上がるかといえば、残念ながらそのようなことはありません。

 

体力という目に見えない要素ですから、「○○くらい鍛えればよい」という目安も難しいところですが…

 

あえて言うならば、「公式の大会に出場しても最後までバテない」だけの体力があれば、それ以上無理に鍛える必要もないでしょう。

 

あまりにも体力が足りないと、長丁場の大会では後半でバテて集中力を欠いてしまう恐れもあります。

 

体力不足が原因で的中率が下がっているという自覚があるのなら、最低限の体力が身に着くまで体力トレーニングを行う必要があるでしょう。

 

しかし、実際に大会に出場して体力不足を痛感した覚えが無いという方なら特に心配はいりません。

 

体力があるほど安定性は増しますが、かといって体力そのものが弓道を上達させてくれるわけではないからです。

 

空き時間に体力トレーニングを行う分には構いませんが、弓道そのものの練習を削ってまで体力をつける必要はないのです。

 

【体力アップよりも重要な事とは】

スポーツ競技における「体力」とは、車でいうところのガソリンのようなものです。

 

ガソリンが無ければ車は走れませんが、ガソリンを満タンにしたからといって、スピードが上がるわけではありませんよね?

 

それと同じことで、体力が無ければ弓道はできませんが、体力だけが有り余っていても、弓道の腕が無ければよい結果は出ないのです。

 

弓道の腕を上達させたいなら、やるべきことはもっとシンプルです。

 

細かく言えばキリがありませんが、あえて挙げるなら

  • 「射法八節を土台にして正しい動作を覚える」
  • 「効果的な練習方法を知る」
  • 「強さと上手さの両方をもつ」

ことです。

 

実はこの3つは、史上最年少で天皇杯優勝を成し遂げた有名な弓士・増渕 敦人 教士七段が語った弓道上達の3大プロセスなんです。

 

「体力が無い」ということに執着してトレーニングに没頭してしまうよりも、ごく基本的な技術を磨き直すだけで弓道の腕は上がると増渕さんは語っています。

 

増渕さんは弓道の指導用教材として

  • 「弓道上達革命」というDVD

を監修しているのですが、そのなかで「弓道の上達に本当に役立つこと」についてもいくつか言及しています。

 

弓道上達革命DVDの詳しい内容はこちら

 

体力トレーニングだけに頼らず、弓士としての技術を磨きたいという方にはぜひ観てもらいたいDVDです。

 

  • 一流高校生弓士の射法八節のチェック項目
  • 足踏みの正しい広さの捉え方と調節法
  • 射形の美しさに差がでる大三での意識
  • 弓構えで細心の注意を払うべき3つのポイント
  • 上級者でも疎かにできない体配の練習とは?
  • 残身を美しく見せる秘訣とは?
  • 痛くない手の内を作るためのコツ

 

ちなみに、「弓道上達革命」の内容を一部抜粋すると以上のような感じになります。

 

増渕さんは「体力をつけるだけでは良い弓道家にはなれない」と語っており、DVDではかなり実践的かつ実用的なポイントばかりを押さえてくれています。

 

弓道初心者はもちろん、スランプに陥ってしまっている方にも必ず役立つ内容になっていますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。

 

弓道上達革命DVDの詳しい内容はこちら

弓道上達のコツを解説したサイトはこちら

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弓道の稽古初心者が学ぶべきこと
正しい稽古を学ぶなら優れた弓士の教えを請うのが一番です。とはいえ、指導者として優れている弓士なんてそう簡単に見つかるものでもありません。調べてみると「弓道上達の極意」という練習用プログラムの評判が良いことが分かりました。「弓道上達の極意」は日置當流師家・徳山弓道場十六代当主の徳山英則さんも推薦している教材で、無駄を削ぎ落して最適化された「正しい稽古」を学ぶことができる貴重なDVDです。ぜひご覧ください。