ハードルで3歩でいけないを克服する

【世界のトップ選手の身長は軒並み180cmを超えている】

ハードル走をはじめて間もない初心者のなかには、早々に「体格の壁」にブチ当たる選手がいます。

 

生まれ持った体格の差が有利・不利を分けるのはどんなスポーツでも同じですが、ハードル走ではその差がわかりやすい形で発生します。

 

身長が低かったり、足が短かったりする選手は、単純に「ハードルを飛び越えられない」という状況に陥りやすいからです。

 

同時期に練習を始めた身長の高い選手が、ハードルを軽く飛び越えているのを見て、「自分の体格はハードル走に向いていなかった…」なんて落ち込みやすいというわけですね。

 

厳しいことを言うようですが、ハードル走において「身長が高い方が有利」というのは事実です。

 

バスケや柔道ほど「高ければ高いほど有利」というわけでもありませんが、少なくとも身長が低いよりは高いほうが有利になるのは間違いありません。

 

ハードル走の世界で活躍するトップ選手の身長を見ても、その傾向は顕著に現れています。

 

現在のハードル走男子・世界歴代10傑の身長を確認すると、世界2位のダイロン・ロブレス選手が191cmで最も高く、世界8位のアレン・ジョンション選手が最も低く178cmとなっています。

 

日本の歴代10傑もほとんどが身長180cmを超えていることからも、ハードル走で世界と闘うためには高い身長が必要であることを実感させられます。

 

【身長が低い選手に伸びしろは無い?】

ハードル走のトップ選手はほとんどが高身長である…

 

なんて言われると、身長の低い選手には絶望的な宣告に聞こえるかもしれません。

 

しかしこれはあくまで世界トップレベルでの話ですから、身長が低い選手でも一般大会で入賞するくらいまで実力を伸ばすことは充分可能です。

 

一般の地区大会や学生大会レベルであれば、身長160cm台の選手が表彰台に立つことも珍しくはありません。

 

では、身長が低い選手がハードル走で記録を残すためには、何をすべきなのでしょうか?

 

指導者によっても方針は違うと思いますが、「特別な練習をする必要はない」というのが答えです。

 

もっと正確に言うならば、「身長が低いからといって別メニューをこなす必要はない」といったところでしょうか。

 

実のところ、身長が高かろうが低かろうが、ハードル走の選手がやるべき練習に違いはありません。

 

身長が低いと上達が遅く感じられるかもしれませんが、一般的な選手と同じように練習していれば、必ずハードルを跳べるようになります。

 

しっかり練習を続けていれば、10cm以上の身長差がある選手よりも短いタイムを出すことは不可能ではないのです。

 

【まずは「インターバルを3歩で行く」練習をしよう】

身長が低い選手が最初に悩むのが「ハードルが飛び越えられない」ということです。

 

しかしハードルを飛び越えられるようになると、次に「インターバルに4歩以上かかる」という壁に当たることが多いです。

 

ハードル走で安定した記録を出したければ、インターバルを3歩でリズムよく走ることは最低条件です。

 

しかし初心者にはこのリズムがつかみにくく、4歩5歩と無駄な歩数を踏んでしまうために、トータルで大きなタイムロスが発生してしまいます。

 

インターバルを3歩で行けないというのは、実は身長に関係なくほとんどの選手が通る通過儀礼のようなものです。

 

ところが身長が低い選手はコンプレックスからか、
「身長が低いせいでインターバルに時間がかかる」
「足が短いせいで4歩以上かかる…」
なんて思い込んでしまいがちです。

 

インターバルを3歩で行くために必要なのは、身長よりもテクニックです。

 

ストライドを調整したり、自分なりのリズムを見つけることで、身長の低い選手でもスムーズにインターバルをこなせるようになります。

 

生まれ持ったステータスのせいにしていては、いつまで経っても上達しませんので、まずは先入観を捨てて「どうすれば3歩で行けるか」を考えて練習していきましょう。

 

身長が低い選手にとって大きな壁となるインターバルですが、ここさえ乗り越えてしまえば高身長の選手との大きな差は、ほとんど無くなると言っても過言ではありません。

【DVD「ハードル上達革命」が参考になる】

身長のコンプレックスに悩むハードル走選手にぜひ観てもらいたいのが

  • 「ハードル上達革命」というDVD

 

ハードル上達革命DVDの詳しい内容はこちら

 

このDVDは、バルセロナ〜シドニーまで3大会連続でオリンピック日本代表として活躍した山崎 一彦さんが監修した練習プログラムです。

 

山崎さんは現在、日本陸上競技連盟の強化育成部長として後進の育成にあたっており、このDVDもハードル走のスキルアップに悩む選手たちの練習用にと開発されています。

 

山崎さん曰く、

  • ハードル走の上達に「才能」や「センス」は全く関係ない

といいます。

 

身長などの生まれ持った要素よりも、
「ハードリングの仕方」
「空中での足運び」
「理想的な着地」
などのテクニックのほうが重要だと言い切り、DVDでは一流選手に共通したコツや練習法を紹介しています。

 

なかでも、
「インターバルを3歩で行けない選手の対処法」
「身長が低いのに記録を伸ばし続ける選手の練習メニュー」
という部分は、身長が低い選手にとって大いに役立つと思います。

 

市販されているハードル走の上達本やDVDの多くはどこか「身長が高いことを前提」にしているものが多いのですが、山崎さんの「ハードル走上達革命」は身長が低い選手にもしっかりと向き合っていることに驚かされます。

 

もちろん「ハードル走上達革命」は身長の高い選手にとっても役立つ内容が満載です。

 

ハードル上達革命DVDの詳しい内容はこちら

 

ここで全てをご紹介することはできませんが、DVDに収録されている内容を一部を抜粋すると、

 

  • ハードルを跳ぶリズムが不安定な選手が怠っている基礎練習とは?
  • 400mハードルでのカーブの踏切を向上させた練習法とは?
  • 無意味なもも上げトレーニングをしてはいけない理由とは?
  • インターバルが詰まってしまう選手が行うべき練習は?
  • ハードルを踏み切る瞬間に注意すべきポイントについて
  • 最も短期間で成果を生む400mハードルの練習法とは?
  • ハードリングで勢いが減ってしまう選手を改善させる3つのステップ

 

といった、ハードル走で記録を伸ばしたい選手にとって、重要なポイントが惜しげもなく披露されているのです。

 

通常の上達本ではなかなか網羅されていなかった「かゆいところに手が届く」内容になっているので、ハードル走選手としてさらなる飛躍を遂げたい方には、ぜひ観てもらいたいDVDです。

 

学生から社会人まで多くの選手に支持されている「ハードル走上達革命」、気になった方はぜひ公式サイトから情報をゲットしておいてくださいね。

 

ハードル上達革命DVDの詳しい内容はこちら

ハードル上達革命

ハードル走上達法を解説したサイトはこちら

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