背泳ぎ初心者の上達のコツ

【背泳ぎ初心者にありがちな「空振り」】

背泳ぎスピードアッププログラムDVD 初心者脱出のカギは空振りを無くすこと

背泳ぎを、4大泳法のなかで最も理にかなった泳ぎ方だと言う研究者がいます。

 

一見すると難しそうに見えますが、実は人間の体に適した泳ぎ方なので、水泳初心者にも馴染みやすく、進行方向を確認しながら泳げるので水害時の泳ぎ方としても最適…

 

スピードこそクロールには及びませんが、体力を温存しつつ誰でもマスターできる泳法として、古来から利用されてきました。

 

泳ぎ方をマスターするだけなら簡単ですが、しかし「速く泳ぐ」ことを意識すると一気に難しくなるのが背泳ぎの特徴です。

 

仰向けになった状態で腕を後方に回すという動作は、脳内でイメージしずらく、速く連続で行おうとすると無駄な動きが発生し、余分な水の抵抗を生んでしまうからです。

 

背泳ぎで速いタイムを出すためには、

  • 背泳ぎにおける「無駄な動き」をいかに削ぎ落せるかというポイントが重要

になってきます。

 

背泳ぎにおける「無駄な動き」にもいろいろありますが、多くの初心者が悩まされるのが「空振り」です。

 

水中で推進力を得るためには腕を大きく回して、しっかりとプルを行うことが必要不可欠ですが、初心者はプルが空振りしてしまいがちなのです。

 

腕が水面の浅いところを引っかくだけになってしまったり、最悪の場合はほとんど空を切るような状況になってしまったり…

 

当然こうした「空振り」が多ければ多いほど、勢いは衰えていきますから良いタイムは期待できなくなります。

 

背泳ぎで良いタイムを出したいのなら、まずは「空振り」を最小限に抑えることを意識する必要があるでしょう。

 

焦って腕を振り回しても空振りが増えるだけなので、タイムを縮めるというよりは「正しいプルをマスターする」ということを意識するのがコツです。

 

正しいプルを行うことが結果としてタイムを縮めることに繋がり、背泳ぎ初心者からの脱出に役立つことになるでしょう。

 

【そもそも空振りが起こる原因とは?】

初心者の間は、誰でもプルの空振りを起こしてしまうものです。

 

しかし、人によって空振りの原因は異なっているということを理解しておいたほうが良いでしょう。

 

一例として、空振りの原因には

  • 「足が浮いている」

というケースがあります。

 

背泳ぎを行うとき、足は水中に沈ませて水を押し出すようにキックしますが、この動きに慣れていないと足が水面まで浮いてきてしまいます。

 

足が浮くと全身が引っ張られて水面に出てきてしまい、回した腕が水中に入りにくくなってしまうというわけですね。

 

また、泳ぐ姿勢は正しいのに

  • 「焦りすぎ」が原因

で空振りを起こしている選手もいます。

 

推進力を得るためにはプルでしっかり水を掴む必要がありますが、焦って腕の回転数ばかりを上げようとしてしまうと、腕が水中に入りきらずに空振りしてしまうのです。

 

プルが空振りするのには、ここでご紹介した以外にも様々な原因が考えられます。

 

空振りの原因となりうる要素を徹底的に排除して、最適なプルができるようになるまで練習を重ねてください。

 

【空振り以外にも背泳ぎ初心者がやりがちなミスが…】

空振りせずにしっかりとプルを行えるようになれば、背泳ぎのタイムはグングン伸びていくでしょう。

 

しかし、空振り以外にも初心者がやってしまいがちなミスがありますので、今のうちに確認しておいてください。

 

もしも以下のチェック項目にひとつでも心当たりがあれば、アナタの背泳ぎにはまだまだ伸びしろがあると言えるでしょう。

 

  • プルとキックのタイミングが合わない
  • キックに推進力が足りないと感じている
  • 足が浮いてしまうことが多い
  • キックのスピードが上げられない
  • スタートで遅れてしまうことがある
  • 中盤のミスで失速してしまう
  • ターンで相手に差をつけられることが多い
  • ゴールタッチが苦手だと感じている

 

【総合的に背泳ぎの質を高める「背泳ぎスピードアップ・プログラム」】

背泳ぎ初心者を脱出するためには、空振りを始めとした「無駄」を排除することが大切です。

 

慣れるまではわかりにくい感覚かもしれませんが、腕の振りを速くしたり足の動きを大きくすること自体よりも、無駄を省くことを意識したほうが好タイムが出やすいのです。

 

また、無駄を省いた背泳ぎを体に覚えこませることができれば、そこから先は筋力や経験値といった間接的な要素で、さらに成長していくことができるでしょう。

 

実際に練習を重ねることが大切なのは言うまでもありませんが、背泳ぎの質を高めるためには「イメージ」を養うことも大切です。

 

文字だけで説明すると混乱を招きかねないので、今回は「無駄を省く」と抽象的な言い方をしましたが、「じゃあ無駄ってどんな動きのこと?」と疑問に感じた方も多かったのではないでしょうか。

 

コーチに直接指導してもらったり、上級者の泳ぎを見て自分との違いを見つけたり、良質な練習プログラムを観てコツを掴んだり…

 

ただ体だけを鍛えるのではなく、
「どこが悪いのか」
「どうすれば良いのか」
というイメージを掴むことがレベルアップへの近道です。

 

総合的に背泳ぎの質を高めたいなら、

  • 「背泳ぎスピードアップ・プログラム」という練習用教材DVD

がオススメです。

 

背泳ぎスピードアップ・プログラムDVDの詳しい内容はこちら

 

「背泳ぎスピードアップ・プログラム」は、オリンピックや世界水泳で数々の実績を残してきた、中野 高選手が監修したDVDなので、一般の水泳教室よりも質の高い練習に役立ちます。

 

世界トップレベルの背泳ぎ選手が直接「背泳ぎをグングン速くする方法」に言及した練習用プログラムはかなり貴重です。

 

  • オリンピック出場選手が語る「背泳ぎを速くするコツ」
  • タイムが遅い選手に共通する間違ったスタート方法
  • 背泳ぎをレベルアップさせる体幹強化トレーニング
  • どうしても下半身が沈んでしまう選手の解決法とは?
  • ストロークはパワフルなのに推進力が弱い選手の特徴
  • 体力の消耗が人一倍激しい選手の泳ぎを矯正するには?
  • 確実にマスターしておくべき場差路キックの練習法

 

DVDの内容を一部だけ抜粋してみると、このような形になっています。

 

背泳ぎスピードアップ・プログラムDVDの詳しい内容はこちら

 

一般的な教材では「腕をしっかり回転させる」というように、表面的な部分だけを解説したものが多いのですが、このDVDでは
「腕を回転させる→そのためにはどうすれば良いか→そのための練習法とは…」
といった具合で、気になる部分に一歩も二歩も踏み込んだ内容になっています。

 

これまでの背泳ぎ用教材よりも丁寧にしっかりと解説してくれているので、まだ背泳ぎを始めて間もない初心者でも確実にレベルアップすることができるはずです。

 

ちなみにこのDVD、

  • 中野 高選手本人からメールでアドバイスをもらえる

という購入特典がついています。

 

オリンピック選手に直接アドバイスしてもらえるチャンスなんてそうそうありませんので、このチャンスを活かして初心者脱出を目指しましょう!

 

背泳ぎスピードアップ・プログラムDVDの詳しい内容はこちら

関連ページ

水泳のs字ストロークとi字ストローク
水泳経験者なら一度は「S字を描くようにして泳ぎなさい」と指導された経験があるのではないでしょうか?これは専門的には「S字ストローク」と呼ばれる泳法の一種で、特にクロールで重要な考え方とされていました。しかし最新の研究で、S字ストロークは「少ない力で泳ぐ」ことはできても「最速で泳げる」わけではないということが明らかになりました。そこで現代水泳における最新の理論のおすすめDVDを紹介いたします。
自由形タイムアップを狙うには?
後半に失速する原因を特定するためには、「自由形スピードアップ・プログラム」というDVDを参考にするとよいでしょう。このDVDは水泳の練習用プログラムとして開発されたものですが、特に「後半での失速」に関する解説が手厚いのでかなり役立つ内容になっています。北京オリンピック男子メドレーリレーで銅メダルを獲得した佐藤 久佳選手が監修したDVDなので、そんじょそこらの上達本なんかよりはるかに勉強になります。
バタフライでタイムアップに必要なこと
水泳の指導者のなかには、「バタフライには恵まれた体格が必要」だと考えている方がいます。バタフライは他の泳法に比べて体力の消耗が大きく、また両腕で水を掻き出すために大きなパワーが必要になるためです。長距離をバタフライで泳ぎきる体力、そして速いスピードを維持するだけのパワーを両立できるのは、それなりに恵まれた体格の選手だけだという説には一理あります。しかし体が小さくともバタフライで活躍している選手はたくさんいます。そこで、バタフライのスピードアップにおすすめのDVDを紹介いたします。
平泳ぎ女性向けタイムアップの方法とは?
女性スイマー向けの平泳ぎの方法を学びたいなら、「平泳ぎスピードアップ・プログラム」というDVDがオススメです。このDVDは完全に女性向けに開発された平泳ぎの練習プログラムで、なんと北京オリンピック100m・200m平泳ぎ代表の種田 恵さんが監修しているという貴重なものです。日本トップレベルの女性スイマーが、女性に適した平泳ぎのコツや練習法についてしっかりと解説してくれるという…かなり濃い内容のDVDとなっています。
水泳フォームを矯正するには?
今回は、スイミングコーチの森 隆弘さんの指導法について皆さんにご紹介したいと思います。現在は「スイムクリニック」という水泳教室を開催し、スイミングコーチとして活躍しています。現役時代にも世界トップクラスの選手として知られていた森 隆弘選手ですが、コーチとなってからは「教え方がわかりやすい」「効率的にタイムを縮めることができた」とかなり評判になっています。その森 隆弘コーチの水泳スピードアッププログラムDVDを紹介いたします。
ドライランドトレーニング方法
プールに入るだけが水泳の練習ではありません。昔から「冬の時期はプールに入らずランニング練習」なんて水泳部も多かったように、陸上での練習にもしっかりと意味があるんです。陸上での水泳練習は「ドライランドトレーニング」と呼ばれ、近年になってその重要性が見直されつつあります。ドライランドトレーニングにも種類がありますが、筋力トレーニングやストレッチなどを行うことがドライランドトレーニングの基本です。そのドライランドトレーニングのおすすめのDVDを紹介いたします。
水泳のスタート・ターンのコツチェック表
水泳のレースでは、スタートとターンのテクニックが勝敗を分けることも珍しくありません。スタートで出遅れた選手がそのまま負けてしまったり、直線では勝っていた選手がターンの局面で一気に追い抜かれたり…なんてレース、何度も観たことがありますよね。せっかく才能があるのに、スタートとターンが下手で大成しなかったという選手が後を絶ちません。そこでトップ選手のスタートとターンが学べるおすすめDVDを紹介いたします。
水泳嫌いの克服法 子供編
水泳は「子供が嫌いな運動ランキング」にも度々名前が挙がるということをご存知でしょうか?水泳を習わせたいという親御さんの願いとは裏腹に、「水泳なんてやりたくない!」と考えている子供は珍しくないのです。水泳嫌いの子供を無理やり泳がせたところで「嫌なことを無理やりさせられた」というトラウマを作ってしまい、余計に水泳嫌いが増してしまう恐れがあります。そこで子どもを水泳好きにさせるDVDを紹介いたします。
水泳ストリームラインを改善する練習
水泳と姿勢には密接な関わりがあります。どれだけ筋力があっても、どれだけ体幹が優れていても、泳ぐ姿勢が悪い選手の記録は伸びません。もしもアナタが水泳の練習中に「姿勢が悪い」と指導された経験があるのなら、できるだけ早めに姿勢を矯正しておくのがベターでしょう。「泳ぎの姿勢」を正すと「見た目の美しさ」「タイムの短縮」の2つのメリットに恵まれます。そこで水泳の正しい姿勢が学べるおすすめのDVDを紹介いたします。